2000年 住友VISA太平洋マスターズ

伊沢利光「これでワールドランキングが…」

2000/11/12 18:00

途中から抜け出した伊沢利光を、前日首位からスタートした宮本勝昌深堀圭一郎が最後まで諦めずに追いかけた。2打差から追う深堀圭一郎は、昨日イーグルを沈めた18番で再びイーグル。最後はトップに並んだが、伊沢が最終ホールをバーディを決めて優勝。これで今季3勝目をあげたことになる。

13アンダー2位に深堀圭一郎。12アンダー3位は宮本勝昌とした。アマチュアの宮里優作は7アンダー8位と大健闘し、豪州のアーロン・バデリーは1アンダーで31位で終了。

伊沢利光は「今日は宮本君とのマッチレースかと思いきや、僕が12番から宮本君は13番からボギー・ボギー・ボギーで、2人でバタバタしちゃいましたね。バーディを取らなきゃと焦っていたし。まあ、勝てたのでホッとしています」

昨年は49位で終わっていたこのコースについては「ここは今まで苦手だったんですけどね。勝っちゃいましたから、苦手意識がなくなりました」

あとはワールドランキングが気になる。「今57位なんで、今週で50位以内はキツイかな? あと1つ頑張って50位以内に入りたいですね。もちろん賞金王も魅力的ですが、まだ4000万円近く差がありますから」 取り合えず近い目標から達成して行く。

地元優勝に手が届きそうな位置にいながら負けてしまった宮本勝昌。「悔しいことが多い。落ちついてはいたのに…」 自分のゴルフが出し切れずに、ボールのコントロールが上手く行かなかった。

「伊沢さんは、色々な球を打てるけど、僕のはワンパターン。まだまだ未熟ということですかね」 地元の期待に応えられなくて残念と肩を落とした。

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