2000年 住友VISA太平洋マスターズ

追いつかれ追い越して宮本勝昌が首位キープ

2000/11/11 18:00

3日目最終ホールはイーグルの取り合いとなり、2打目を見事なショットでピンそばにつけた伊沢利光が13アンダーまで伸ばして2位でホールアウト。深堀圭一郎はアマチュアの宮里優作と並んで10アンダー3位タイまで追いついた。しかし最後に宮本勝昌も伊沢・深堀にに負けじと18番ホールをグリーン外からねじ込みイーグルとして2位に2打差をつけて首位をキープした。

この日宮里優作は、アマチュアながら31・32の63として9バーディ、ノーボギーで昨日宮本が果たせなかったコースレコードを記録した。

「今の状態では何打差でも、並んでいても一緒だと開き直ってプレーしていました。昨日の宮本は何だったんでしょうね」と宮本勝昌。パターが上手くなったという昨日の発言は取り消すというほどパッティングに苦しんだ。「バケツに見えたカップが今日はボールほどの大きさでしたよ。ショットも左右にブレて大変でした」

ブリヂストンOPでは伊沢に3打差をひっくりかえされたことがあるだけに、2打差でも1打差でも同じという気持ちがある。これから「神社にお参りに行っておこうかな」という冗談も飛び出した。「プレッシャーがかかりながらもこのスコアなので明日は何とかなるでしょう。伊沢さんと優勝争いするのは楽しみでもありますからね」 今日は1イーグル、2バーディ、3ボギーとした。

伊沢利光は、8割方思い通りのゴルフが出来ているという。「残りの2割はロングアイアンだな。最低4つは伸ばさなければという気持ちでスタートしました。明日は2打差からなので、今日のゴルフが出来ればいいと思います」

9バーディ、ボギーなしで63というスコアをマークして、宮里優作が堂々と3位に食い込んだ。「昨日の宮本さんのスコアでコースレコードは知っていました。13番目に7つ目を取ってから意識しました」 このあと16、17番でピンチが訪れるも、パーセーブ。上がりホールで3メートルを沈めてバーディとした。ボールがラインに乗ったのを見て、カップに消えるまえに大きくガッツポーズをとった。

2000年 住友VISA太平洋マスターズ