今野康晴が単独首位発進 松山英樹は79位タイ
◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 初日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇7404ヤード(パー72)
上位4選手に7月の海外メジャー「全英オープン」の出場権が付与される一戦は、ツアー7勝の名手、今野康晴が初日「66」をマークして6アンダーの単独トップで滑り出した。
1打差の2位タイに片山晋呉、富村真治、小田龍一、ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)、キム・キョンテ(韓国)、岩田寛の6選手。さらに1打差、4アンダー8位タイグループを谷原秀人、高山忠洋のほか、大会ホストプロの川岸良兼、手嶋多一ら12選手が形成している。
既に全英出場資格を有する藤田寛之は1アンダーの42位タイ、同じく松山英樹は1オーバーの79位タイと、やや出遅れた。
<00年チャンピオンの今野康晴が首位発進>
大会初日、午前中はほぼ無風で、昼から強い風が吹き始めたJFE瀬戸内ゴルフ倶楽部。午前、午後の平均ストロークは0.57打違うというコンディションの中、7時40分スタートの今野康晴が、好条件を生かして首位に立った。
ティオフ直後の1番をチップインバーディでスタートすると、続く2番(パー5)は残り30ヤードのアプローチがそのまま入ってイーグル奪取。続く3番(パー3)では5メートルのパットを沈め、わずか3ホールで4アンダーと飛び出した。
その後も4つのバーディを奪って、ボギーは2つ。通算6アンダーでホールアウトした今野だが、「全体的にはパターの感じが良くなかった。ついても外すというのが多かった」と状態は万全ではない。
先週は3日目の朝にぎっくり腰を発症し、「(朝の練習場で)打てなかったらやめようと思った」とギリギリの状況でスタートし、なんとか4日間を完走。今週月曜日に治療をして臨んでいる。
それでも、今大会は00年に優勝を飾った験の良い大会でもある。打ち上げや打ち下ろしが苦手という今野は、「フラットだし、優勝しているし、相性は良い」と笑う。先月5月に40歳になった男は、「最近はどっかしらずっと痛いので」と、年齢も受け入れて残り3日間に挑む。