2013年 中日クラウンズ

松村がツアー通算3勝目 松山は1打差2位で終戦

2013/05/05 15:05
和合での接戦を制したのは松村道央。3シーズンぶりの勝利を手にした

◇国内男子◇中日クラウンズ 最終日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6,545ヤード(パー70)

首位に2打差の単独2位からスタートした松村道央が6バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「67」で回り、通算2アンダーで逆転勝利を飾った。2010年の「カシオワールドオープン」以来となるツアー通算3勝目。3シーズンぶりとなるタイトルを、国内屈指の難コース・和合で飾った。

最後まで追いすがったのは、3打差を追って最終組の1つ前からスタートした松山英樹。松村に2打差で迎えた最終18番、奥から8メートルのバーディトライをねじ込み、1打差に肉薄してホールアウト。松村がパーで終えてプレーオフへの望みは断たれ、通算1アンダーの単独2位で終えている。

1アンダー単独首位からスタートした片山晋呉はボギーが先行する展開となり、終盤17番(パー3)のダブルボギーで終戦。スティーブン・コンラン(オーストラリア)と並び通算2オーバーの3位タイに終わり、5シーズンぶりの勝利を逃す結果に終わった。

松村道央 2週連続優勝は阻止したかった>

背中にいたスーパールーキーの存在は十分に感じていた。松山が最終18番でバーディパットを沈め、1打差に迫られたのが分かったのは17番のグリーン上。「パーパットを待っている時に大歓声が聞こえたので『松山かな』と意識した」。そして迎えた最終ホール。残り126ヤード、左サイドのセミラフからの松村の第2打はフライヤー気味に飛び出し、グリーンの奥へこぼれた。

勢いづく21歳とのプレーオフは避けたい。「落としどころも考えない。自分のフィーリングだけを信じた」というサンドウェッジでのアプローチは下り傾斜をゆっくりと転がり、ピンそば80センチに。「(松山の)2週連続優勝は阻止したいという気持ちがみんなあったと思う。絶対に自分が優勝するんだと考えた」。最高難度の72ホールを戦い抜き、頂上へ。それでも「とても楽しめなかった。苦しかった」と言うのが勝者の本音だった。

年間2勝を挙げた2010年以来となる勝利の喜びは、これまでとは別物でもあった。一昨年末に入籍してからは初めての勝利。「やっぱり独身の時の優勝とは違う。嫁に早く1勝を見せたかった」と胸をなで下ろし、シーズン序盤戦でのスタートダッシュに手ごたえをつかんだ。

前半はティショットを刻む事が多かったけど、前半からもう少し果敢に攻めて欲しかったかも。単独2位フィニッシュ。
単独首位からのスタートでしたが・・・昨日のゴルフはどこへ?アプローチショットをミスしたり、ショットをダフったり、珍しく出だしから晋呉らしくないゴルフでした。3位タイフィニッシュ。
前半戦は優勝争いに食い込んでいたのですが・・・後半に失速。3位タイフィニッシュ。
やっぱり爆発力ありますねぇ。スコアを3つ伸ばし、5位タイフィニッシュでした。
今日はショットが抜群に安定してました。最終日にノーボギーのゴルフは素晴らしいです。ただもう少しパットが入っていれば・・・。5位タイフィニッシュです。
歴代クラウンズチャンピオンの近ちゃん。今年は初日単独首位の好スタートでした。2・3日目に崩れてしまいましたが、最終日にまた巻き返しました。7位タイフィニッシュ。
前半からぶっ飛ばしてましたねぇ。やはり和合は前半の貯金が大事なんですねぇ。
バックナインで急降下。松山くんと同組でのラウンドでしたが、優勝争いに絡めませんでした。29位タイフィニッシュ。
スタート1番で「おはようバーディ!」フロントナインで30をマーク。カメラマンはみんなバタバタでした。9位タイフィニッシュです。
10番ホールバンカーショット。今日は晋呉の日じゃなかったって事なのかなぁ。
まるで優勝したかのようなシーンです。1番グリーン上で同伴競技者のボールが当たり、ギャラリーの証言で「もっとカップの近くにあったよ!」と。バーディゲット後、ギャラリーの皆様に帽子を取ってご挨拶でした。
3勝中2勝は愛知県内。やっぱり愛知は吉方のようです。
あれだけ刻みまくっていたのに、いきなり11番ティショットをドライバーで1オン狙いとは、想像も出来ませんでした。やはり異次元?
12番バーディゲットで反撃開始!
15番セカンドショットの写真ですが、なかなか日本のツアーでこのような写真は撮れないんですよ。まるでUSオープンで、タイガーがティショットを曲げた時と同じような絵になった気がします。
16番ティショットはドライバーでまたもや1オン狙い。会心の当たりも、ボールは惜しくもグリーンサイドのバンカーへ。
17番、3パットで痛恨のボギー。
「もってる」ってこういう人の事を言うんでしょうねぇ。18番、約8mのバーディパットを沈めて、最終組の松村にプレッシャーを掛けます。
パーパットを沈めて・・・優勝なんですが・・・。もっと派手に喜んで欲しかったなぁ。
クラウンズカラーのチャンピオンブレザーも赤いパンツとコーディネイトがバッチリですね。
淡々と冷静に優勝インタビューに応えていましたが、話しが奥様の話題になったら・・・今日一番の笑顔をいただきです。
昨年結婚したばかりの新婚さん。最後は奥様と一緒に。

2013年 中日クラウンズ