藤田寛之がスコアを伸ばし9アンダーで抜け出した。
国内男子ツアー「ダイヤモンドカップトーナメント」の2日目。初日3アンダーの首位タイでスタートした藤田寛之が66でまわり、通算9アンダーまでスコアを伸ばした。
「昨日よりもショットが安定している。フェアウェイも捕らえたしグリーンにもほとんど乗った。楽にゴルフをやらせてもらった」という藤田は、2番、5番ホールでバーディを奪った。6番でこの日唯一のボギーを叩いたが、7番以後もバーディを重ねた。
藤田は97年から4年連続でシード権は確保しているが、ツアーでの優勝は97年のサントリーオープンのみ。「ここ2、3年優勝争いがなかったからプレッシャーを感じてしまう。もっと経験を。そろそろいいプレーを見せないとね。テレビに映っている時にもっといいところを見せたい。サポートしてくれる人のためにも。どうしても結果がほしい」97年の初優勝の時も2日目に単独首位に立ち、その後もスコアを伸ばしての逃げ切り優勝。今回もその勝ちパターンに持っていけるか、明日が重要となる。
6アンダーの単独2位には藤田と同じく首位タイからスタートしたE.エレラがつけている。10番からスタートしたエレラは順調にバーディを奪い、8アンダーまでスコアを伸ばしたが、8番、9番の上がり2ホールで連続ボギーを叩いた。「最後はちょっとね~。8番はチップショットのミス。9番は3パットをしてしまった。それまで良い調子だったのに、ゴルフは何が起こるか分からない・・・」それでも6アンダーはベリー・グッド、明日以降もがんばると気合を入れている。
今大会の注目選手となった米国のアマチュア、タイ・トライオンはこの日も苦しいラウンドとなった。バーディを5つ奪ったが、ボギーを6つ叩く出入りの激しいゴルフとなった。結局スコアを伸ばせず通算4オーバーで予選落ちとなった。米国でのツアー初挑戦は記録的なデビューとなったトライオンだが、日本では思うようなゴルフができなかった。