2012年 サン・クロレラ クラシック

塚田好宣がツアー初勝利に王手!松山は4打差5位

2012/07/28 15:30
42歳の塚田好宣がツアー初勝利に王手!通算14アンダー単独首位で最終日を迎える

◇国内男子◇サン・クロレラクラシック3日目◇小樽カントリー倶楽部(北海道)◇7471ヤード(パー72)

9アンダーの首位タイからスタート出た塚田好宣が7バーディ、2ボギーの「67」をマークして通算14アンダーとして単独首位に立った。

悲願のツアー初勝利を狙う42歳を追うのは、1打差の2位タイにキラデク・アフィバーンラト(タイ)、ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)。さらに11アンダー単独4位にイ・スンホ(韓国)が入り、外国勢が逆転をうかがっている。

そしてアマチュアの松山英樹が「69」でまわり首位から4打差の通算10アンダー5位。片山晋呉が6バーディ、ノーボギーの会心のラウンドを見せ8アンダーの6位タイにつけている。昨年大会を制した池田勇太はスコアを2つ伸ばすにとどまり、谷原秀人らと並び通算3アンダーの31位タイとなった。

<初勝利に王手の塚田「自分が勝つとは思っていないので・・・」>
ツアー未勝利の42歳は、単独首位でホールアウトした会見場で「人ごとみたいです」と第一声。「あまり緊張はしなかった」との理由は、「BJ(ブレンダン・ジョーンズ)のほうが上に行くと思っていたし、あまり自分が勝つとは思っていないので・・・」。

しかし、複雑な笑顔を交えて話すその精神状態は、「緊張が無かったことで前半のバーディに繋がったと思う」という快調なラウンドへと繋がる。序盤の2番で3m、3番で6mを沈めて連続バーディを奪うと、5番、6番(パー5)でも連続バーディ。さらに8番でも1mに絡め、前半だけで5つ伸ばすロケットスタート。自らの足場をしっかりと固め、後半へと折り返す。

後半はイーブンと伸び悩んだが、後続の追い上げ厳しい“ムービングデー”を乗り越えて首位を死守。今大会前まで、僅か1度しかなかった首位の座を初日から守り続け、完全優勝に王手をかけた。それでもやはり、塚田の表情はどこか微妙なもの。「勝ちたいけど、どんな感じでやればいいか分からないんですよね」と、やはり人ごとのよう。

しかし、塚田が優勝に一番近い位置にいることは紛れも無い事実。この日はジョーンズとキョンフンと同組で回り、英語が堪能な塚田にとっては「日本語で会話していないのでリラックスできている気がする」という好環境とのこと。最終日も同じくジョーンズとアフィバーンラトという海外勢との組合せが、初勝利のプレッシャーとも戦う塚田にとって追い風となるか。

ショットは絶好調!パターが入れば爆発的なスコアが出そうな予感・・・。
プレー中はいつもサングラスを掛けてます。素顔を知らない方もいるかと思いまして、この写真を選びました。
前半は密やかなゴルフでしたが、8番からバーディラッシュで一気に優勝戦線へ。
今日はショットが安定せず、大きく曲げる場面も。
特に前半の塚田さんのパットは神がかり的でしたね。
ドライバーはもちろん、今日はグローブもシャツもオレンジ。こりゃリッキー・ファウラーが喰い付くな・・・。
バーディとボギーのシーソーゲームで1つスコアを落としましたが、まだまだチャンスはありそうです。2試合連続優勝なるか・・・。
ノーボギーの68で6位タイ浮上です。日本ツアー初優勝なるか・・・。
ショットが安定せず、9番ティショットではOBも。
まさか2人揃って撃沈するとは、想像もしてませんでした。
朝イチのスタートで、67と大爆発!さすが、力ありますなぁ。
藤本くんと一緒にラウンド。こちらも67の好スコアを叩き出しました。
2人は終始楽しそうにラウンドしていましたよ。
カメラ大好き塚田さん。魚眼レンズに興味津々でした。
スタートの10番Par5、短いバーディパットをまさかの3パット。ズルズル後退するかと思いきや、後半に巻き返しスコアを2つ伸ばしました。最終日、ディフェンディングチャンピオンの意地を見せて欲しいですね。
パッティングが絶好調です。17番のバーディパットも惜しかった。
これが噂のレディース用ウェッジ?
最終18番、バーディで締めくくり。「明日はビッグスコアが出せるかも知れない・・・。」とのコメント。
明日の最終組は、塚田さん・ブレンダン・キラデク。塚田さんは英語もタイ語も話せるし、日本語は聞こえて来なそうですね。

2012年 サン・クロレラ クラシック