アマ松山が17位に浮上!首位はG.フェルナンデスカスタノ
◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント2日目◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7,010ヤード(パー71)
初日に60位タイと出遅れたアマチュアの松山英樹が、この日3連続バーディで好スタートを切ると、前半4つのバーディを奪う攻勢を見せた。後半は3バーディ、3ボギーとするも、初日の出遅れを取り戻し通算1アンダーの17位タイまで順位を上げている。
この日、単独首位に浮上したのはゴンサロ・フェルナンデスカスタノ(スペイン)。「66」をマークして通算8アンダーとしている。ボギーが先行したフェルナンデスカスタノだったが、後半は4連続バーディを奪ってスコアを伸ばすと、首位を走る谷原秀人を抜き去り首位に立った。
通算7アンダーの単独2位には谷原。この日は終盤の2つのボギーで、2ストローク伸ばすにとどまるも、首位と1打差の好位置で第3ラウンドを迎える。続く通算6アンダー、単独3位には原口鉄也。首位タイからスタートした原口も、1ストロークと伸び悩みを見せるものの、粘りのゴルフで上位に喰らいついている。通算5アンダーの4位タイには藤田寛之と、近藤共弘の2選手が並んでいる。
<1日で修正した松山英樹が17位タイに急浮上>
大会初日はドライバーショットの乱れから、3オーバー60位タイと出遅れた松山英樹が、7バーディ、3ボギーと4ストローク伸ばして、通算1アンダーの17位タイに浮上してきた。「昨日に比べてティショットが真っ直ぐに行ってくれたのがスコアにつながりました」と話す松山は、1番、2番とティショットでフェアウェイを捕らえて約2mのバーディパットを沈めると、3番パー3では7mを沈めて3連続バーディを奪った。その後、雨が強くなり2度の中断を挟んだが、序盤3ホールの貯金をもって18ホール完走。首位とは7打差だが、決勝ラウンドで「上位進出を狙います」と、目を輝かせる。
<G.F.カスタノ好調を維持し単独首位に浮上>
朝から降り出した雨が次第に強さを増す中、この日5ストローク伸ばしたゴンサロ・フェルナンデス・カスタノ(スペイン)が、通算8アンダーの単独首位に浮上した。先週は欧州ツアーの「バークレイズ・シンガポールオープン」に出場し、月曜日に持ち越されたプレーオフを制した直後に来日。連戦での疲れを見せぬどころか、好調を維持し自身の2試合連続優勝をも狙う勢いだ。
<ジャンボ効果で谷原秀人が1打差2位>
2週間前のオープンウィークにジャンボ尾崎からドローボールの打ち方を、みっちりと指導を受けた谷原秀人が、首位タイから単独2位に後退はしたが、スコアを2つ伸ばして首位と1打差の通算7アンダーにつけている。まともにドローを打つのは大学2年生のとき以来という谷原だが、特訓の成果でショットは安定し、雨の中でスコアを伸ばすことに成功した。痛めていた肩も「今は問題ない」という谷原が、日本人選手として6人目の王者を目指す