丸山茂樹など4人が5アンダー首位タイ
国内男子ツアー第20戦「The Championship by LEXUS(レクサス選手権)」が、曇り空で気温も15度までしか上がらず肌寒さを感じる中で行なわれたファーストラウンド。石川遼、池田勇太、さらに片山晋呉といった現在の賞金ランキング上位3名不在の中、5アンダーをマークした丸山茂樹、金庚泰(韓国)、金亨成(韓国)、ウェイン・パースキー(オーストラリア)の4人が首位で並んでいる。
10番ホールからスタートした丸山は、11番、12番で連続バーディを奪うと、続く13番でボギーを叩いたが、16番、さらに18番パー5でもバーディを奪い3アンダーで前半を終えた。後半に入ると、2番でティショットを左の林に打ち込みボギーを叩くが、5番、7番、8番でバーディを奪い5アンダーまでスコアを伸ばした。
「今日はティショットが右ばっかりで・・・」と振り返るが、前半に右へ打ち出してしまうことが多く、それを気にしていたために2番の左ひっかけが出てしまった。それでも「アイアンが良かったし、パッティングに助けられました」と、丸山らしい笑顔でラウンド後の記者会見に応じた。
4アンダー5位タイは山下和宏、桑原克典、富田雅哉、H.T.キム(韓国)の4人。さらに1打差の3アンダー9位タイには、武藤俊憲、兼本貴司、原口鉄也、デービッド・スメイル(ニュージーランド)の4人が並んだ。昨年よりもグリーン周りのラフが長く、セッティングが難しくなっていると話す選手が多かったが、初日は30人の選手がアンダーパーでラウンドした。
対照的に苦戦する選手も続出している。現在賞金ランキング4位の藤田寛之は、先週優勝した鈴木亨と共にイーブンパーの31位タイ。今大会のホストプロとして出場している近藤共弘は、4バーディ、7ボギーの3オーバーで70位タイと出遅れている。