鈴木亨が5年ぶりの優勝!石川遼は最終ホールで魅せた
2009/11/01 14:51
兵庫県のABCゴルフ倶楽部で開催されている、国内男子ツアー第19戦「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」の最終日。午前中は晴れ間も見える穏やかな天候だったが、午後になると雨が降り始め時折り強くなり、風も強くタフなコンディションとなった。
2位に5打差の13アンダー単独首位でスタートした鈴木亨が、終盤にスコアを伸ばし通算14アンダーで、5年ぶりのツアー8勝目を果たした。序盤の5番パー5でバーディを先行させた鈴木だったが、8番、10番でボギーを叩き12アンダーに後退。2位との差が一時は3打差まで縮まったが、最終的には5打差の圧勝という形になった。
9アンダー単独2位に入ったのは、2アンダー15位タイからスタートした兼本貴司。前半に6バーディを奪う猛チャージを見せると、天候の悪化した後半はパーセーブを繰り返し、7バーディ、ノーボギーという内容。8アンダー3位タイは藤田寛之と矢野東の2人。追いかける立場の藤田は終盤の16番パー3でボギーを叩き、鈴木を追い詰めることが出来なかった。
大会連覇の期待がかかった石川遼は、スタートから2連続ボギーを叩き出鼻をくじく。中盤も思い通りのショットが打てずイラつく場面も見えたが、最終18番パー5で2オンに成功し4mのイーグルパットを沈め、18番グリーンサイドを埋めつくしたファンから大歓声を浴びた。石川は通算6アンダーの6位タイに終わり、この試合での賞金ランキング首位奪回はならなかった。