石川&小田ペアは敗退、欧州に逆転を許す
タイにあるアマタスプリングCCで開催されている、欧州選抜とアジア選抜の団体戦「ザ・ロイヤルトロフィ」の2日目。この日はフォアボール(互いに別々のボールを打ち、良い方のスコアを採用する)で争うマッチプレー戦4試合が行われた。
初日と同じペアとなった石川遼と小田孔明は、ロバート・カールソン、アレクサンダー・ノレン組と3組目で対戦。2連勝を目指した日本ペアだったが、序盤から苦しい戦いが続く。スタートホールの1番でカールソンがバーディを奪い、早くも1ダウン。続く2番パー5では石川がバーディを奪うも、ノレンがイーグルをマークして2ダウン。その後は石川がバーディを重ねるなど健闘するが、欧州の勢いがはるかに上回っていた。13番を終えて日本ペアの5ダウン、ドーミーホールとなった14番でもカールソンがバーディを奪い、4ホールを残して欧州が6アップの圧勝。「相手は崩れそうになっても粘る。終始、先手を取られた」と石川。小田も「相手は本当に強かったが、自分もバーディパットが決まらなかった」と悔しさをにじませた。
その他の組でも、欧州が初日の遅れを取り戻すべく奮起。第1組では、コリン・モンゴメリーとサイモン・ダイソンがジーブ・ミルカ・シン、ガガンジート・ブラーのインドペアを4&3で撃破。2組目はチャーリー・ウィとW.リャンのペアが勝利を収めるが、4組目のプラヤド・マークセンとトンチャン・ジェイディのタイペアも敗北。2日目は欧州が3勝1敗と巻き返し、合計4.5ポイントとしてアジアを逆転した。
明日の最終日は、シングルス8試合によるマッチプレー戦。小田が「本当に悔しかったので、絶対にリベンジしたい」と話せば、石川も「今日で気が引き締まったし、明日は一段と良いプレーをしたい」と、逆転勝利に向けて闘志をむき出しにしていた。