逆転賞金王を目指す石川、藤田が最終日最終組で激突
2010/11/13 16:13
静岡県御殿場市にある太平洋クラブ御殿場コースで開催されている国内男子ツアー第22戦「三井住友VISA太平洋マスターズ」の3日目、週末に入り1万人を超えるギャラリーが詰めかける中、上位では怒涛のバーディ合戦が繰り広げられた。
前半、ギャラリーを湧かせたのは賞金ランキング2位の石川遼。2番、3番で連続バーディを奪うと、5番、6番でも連続バーディとし、迎えた8番では右手前のカラーから直接沈めるチップインバーディ。さらに続く9番ではグリーン手前からのバンカーショットがするするとカップに寄ると、旗竿に当たってそのままカップイン。これには石川も両手を広げて信じられないといったしぐさを見せた。後半にもバーディを積み重ねた石川は、この日7つスコアを伸ばして通算9アンダーとし、首位タイに浮上した。
同じく首位に並ぶのは、賞金ランキング3位の藤田寛之。藤田は石川の上を行く、10バーディ1ボギーの「63」。トーナメントレコードには1打及ばなかったものの、前日の18位タイから一気に首位タイへと順位を上げた。
トップの二人と1打差の単独3位につけるのは、この日後半「30」の猛チャージを見せた甲斐慎太郎。さらに1打差で、ブレンダン・ジョーンズ(豪)と上井邦浩が続いている。
一方、首位タイからスタートした今田竜二は、4番で池に入れてダブルボギーを叩くなど、「74」とスコアを落として通算4アンダーの8位タイへ後退。同じく首位タイ発進の宮本勝昌も、最終18番でカラーから4パットしてダブルボギーとし、通算5アンダーの6位タイで3日目を終えている。また、賞金ランキングトップのキム・キョンテは通算3アンダーの12位タイにつけている。