キャディのコロナ検査結果待ちで担ぎプレー ウォーレンが6年ぶり優勝
2020/07/13 10:30
◇欧州男子◇オーストリアオープン 最終日(12日)◇ダイヤモンドCC(オーストリア)◇7458yd(パー72)
約5カ月ぶりとなったツアー再開戦。首位タイで出た39歳のマーク・ウォーレン(スコットランド)が6バーディ、4ボギーの「70」でプレーし、通算13アンダーで逃げ切り優勝した。6年ぶりのツアー4勝目となった。
大会前の新型コロナウイルス感染を調べる検査で、帯同キャディの結果が初日のティオフ前に出なかったことで、ウォーレンは急きょ4日間、自らスタンドバックを担いでプレーした。「自分でバッグを持ったことで、今週は少し落ち着いて回れた。これ以上の結果はないよ」と笑顔。
前日3日目には雨風にもさらされた。「(自分で担いだのは)2005年。15年ぶりじゃないかな。もう、これっきりだといいけれど。いずれにしても、キャディの仕事も楽しめた。特にきのうみたいな日はね。彼らの仕事のありがたみに感謝した。また一緒にプレーできることを楽しみにしている」と異例の勝利を喜んだ。
マルセル・シュナイダー(ドイツ)が通算12アンダー2位、ウィル・ベセリン(オランダ)が通算11アンダー3位に入った。
2日目の単独首位から12位に後退していた56歳のミゲル・アンヘル・ヒメネス(スペイン)は「70」と巻き返し、通算8アンダーの8位で終えた。