P.ケーシー、母国で逃げ切り優勝を遂げる！

イングランドにあるウェントワースクラブで開催されている、欧州男子ツアー第23戦「BMW PGA選手権」の最終日。ポール・ケーシー（イングランド）が通算17アンダーで優勝を手にしている。

2位に3打差をつけ、優勝に王手をかけて最終日を迎えたケーシー。スタートホールでいきなりボギーを叩くなど前半はスコアを伸ばせなかったが、後半12番でこの日3つめのバーディを決めて以降は復調。勝負所のラスト4ホールで3バーディを決め、先に通算16アンダーでホールアウトしていたロス・フィッシャー（イングランド）を逆転。通算17アンダーとして、母国にタイトルをもたらした。

フィッシャーと首位を走る同郷・ケーシーとの差は5ストローク。逆転優勝を狙うにはかなり厳しい状況であったが、今大会相性の良い4番でこの日最初のバーディを決めると、そこから怒涛のバーディラッシュを披露。8つのバーディを奪って逆転に成功し、一足先にホールアウト。歓喜の瞬間を待つも、最後の最後でケーシーにかわされ2位フィニッシュ。悔しい結果となったが、地元勢による優勝争いで大いに大会を盛り上げた。

単独2位で最終日を迎えたソレン・ケルドセン（デンマーク）は、差を詰めるには至らず通算13アンダー、単独3位フィニッシュ。注目のロリー・マキロイ（北アイルランド）は、1つスコアを伸ばすにとどまり通算10アンダー、単独5位でフィニッシュしている。