2009年 ジョニーウォーカークラシック

18歳のアマチュア、D.リーが快挙を達成! 藤田寛之は1打及ばず

2009/02/22 16:49
18歳のアマチュア、D.リーが逆転勝利! 欧州ツアー史上2人目の快挙だ(Ian Walton /Getty Images)

オーストラリアのザ・バインズリゾート&CCで開催されている、欧州男子ツアー第11戦「ジョニーウォーカー・クラシック」の最終日。3位タイからスタートしたニュージーランド出身のアマチュア、ダニー・リー(18歳)が通算17アンダーで逆転勝利を飾る快挙を達成した。

リーは中盤まで伸び悩み順位を下げつつあったが、折り返し後の13番、14番、17番でバーディを重ね、通算16アンダーの首位でホールアウトしていた藤田寛之に並ぶ。迎えた最終18番パー5、この場面でも冷静沈着なプレーを崩さず2オンに成功し、楽々とバーディを奪取。通算17アンダーの単独首位でフィニッシュし、最終的に後続をかわし逆転勝利を飾った。

欧州ツアーのアマチュア制覇は、2007年に「ポルトガル・オープン」を制したパブロ・マーティン(スペイン)に次いで2人目の快挙。「予選突破が目標だったけど、今日は良いゴルフができました。夢のような気分です」と幼さの残る表情で喜びに浸った。リーは2008年の「全米アマチュア選手権」を制すなど、現在、世界アマチュアランキングでトップを走る逸材。今年の4月にはプロへの転向も予想されており、また新たなスター候補がゴルフ界を賑わせることになりそうだ。

7位タイからスタートした藤田は、最後の最後でリーにかわされ2位タイで終了。連続バーディフィニッシュなど「67」をマークし、最後まで優勝争いを続けたがあと1ストローク届かなかった。昨年大会で2位タイに食い込んでいる清田太一郎は「68」でラウンドし、通算13アンダーの10位タイに浮上。大会との相性の良さを発揮し、昨年に続き大きな存在感を見せた。

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