上位は地元南アフリカ勢を中心に大混戦で最終日へ

◇欧州男子ツアー◇ツワネオープン 3日目◇パーリーフG＆C（南アフリカ）◇7,791ヤード（パー72）

雷雲によるサスペンデッドとなった第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われた3日目。通算16アンダーで首位に4人が並ぶ大混戦となった。その中心にいるのは、やはり地元南アフリカ勢だ。

2日目を暫定首位で終えたチャール・クッツェーが着実に4ストローク伸ばすと、ダウィー・バンデウォルトは5ストローク伸ばして首位タイに浮上。さらに、2週前の「アフリカオープン」でツアー4勝目を果たしたダレン・フィチャートが、2日目に失速したがこの日8バーディを奪う猛攻で首位に再浮上した。

今季の南アフリカ開催最終戦で勝利を狙う地元3人衆と肩を並べ首位で最終日を迎えるのは、チリ出身のマーク・ツロ。初日から安定したゴルフを展開するツロは、3日間16のバーディを奪い、ボギーはゼロ。ツアー初優勝も目前となった。

首位と1打差、通算15アンダー単独5位は、やはり地元出身のルイ・デ・ジャガー。通算14アンダー単独6位にアメリカのピーター・ユーライン、通算13アンダー単独7位にイングランドのデビッド・ハウエルが続いている。

現在5位のジャガーは、初日に1アンダー58位タイと少し出遅れたが、第2、第3ラウンドを共に7アンダー「65」でラウンドし首位とは1打差。2010年からツアーに参戦し、これまではデビュー年の「アフリカオープン」で28位タイになったのが最高位という25歳。新規開催の今週、初代王者として名を刻む可能性もある。