R.マキロイが逆転勝利!逆転賞金王に望みを繋ぐ
◇欧州男子◇UBS 香港オープン最終日◇香港GC(中国)◇6,730ヤード(パー70)
首位と3打差の5位タイからスタートしたロリー・マキロイ(北アイルランド)が、5バーディ、ノーボギーの「65」をマークし、今季「全米オープン」に続く2勝目を飾った。
3日目を終え「明日はスタートからダッシュをかけていく」と宣言していたマキロイは、首位を独走していたアルバロ・キロス(スペイン)の足踏み状態を尻目に、前半は2つのバーディを奪ってその差を詰めた。後半も中盤に2つのバーディを奪い試合をリードすると、最終18番ではきっちりとバーディパットを沈めて、通算12アンダー、終わってみれば後続に2打差をつけて逆転優勝を飾った。
「08年のプレーオフでの敗戦以来、このトーナメントでの勝利を心待ちにしていたので、勝てて本当に嬉しい。来年もディフェンディングとして戻って来たい」と喜びを表現した。
このマキロイの優勝による賞金を加算すると、賞金ランク首位のルーク・ドナルドとの差は約79万ユーロ(約8,216万円)と迫り、来週開催される今季欧州ツアー最終戦となる「ドバイ・ワールドチャンピオンシップ」でのドナルドとの直接対決に逆転賞金王の望みを繋いだ。この次戦でマキロイが優勝し、ドナルドが10位以下の場合、逆転賞金王が確定する。ドナルドはすでに米PGAツアーでの賞金王が確定しており、欧州&米国のW賞金王タイトル獲得に向け譲れない一戦となる。
通算10アンダーの単独2位にはフランスのグレゴリー・アブレ、通算9アンダーの単独3位にはスウェーデンのピーター・ハンソンが続いた。そのほか通算8アンダーの4位タイにはリッチー・ラムジー(スコットランド)、イアン・ポールター(イングランド)、パリヤ・ジュンハサバシディクール(タイ)の3選手が並んだ。