2011年 バンキア マドリードマスターズ

L.スラッテリーが悲願のツアー初勝利!L.ドナルドは11位タイ

2011/10/10 08:29

スペインにあるエル・エンシンゴルフホテルで開催されている、欧州ツアー第43戦「バンキア マドリードマスターズ」の最終日。イングランドのリー・スラッテリーが通算15アンダーでツアー初勝利をマークした。

ボギーが先行する不安定なスタートを切ったリーだったが、7番でこの日一つ目のバーディを奪ってハーフターンを迎えると、後半は4つのバーディを奪う猛チャージで首位をキープ。18番(パー5)では、セカンドショットをバンカーに入れると、アプローチはグリーン右の池につかまる大トラブル。あわやのダブルボギーとなったが、2位に1打差で逃げ切り初優勝を飾った。

「人生の中で一番震えました。これほどまでに、コースやカップが狭く小さく見えたことは一度もありません。私は労働者階級の出身で、両親は自分のためにこれまですべてを注ぎ込んでくれたことを思い、最後は感情に浸りながらプレーしました」と語る。長きにわたり苦しいシーズンを迎え、衣料品店で働いていたというリーは、チャレンジツアーで優勝を果たし、悲願の復活Vを遂げた。

首位と1打差の通算14アンダーの単独2位にはロレンツォ・ガグリ(イタリア)、通算12アンダーの3位タイにはエドアルド・デラ・リヴァ(スペイン)、シーサー・モナステリオ(アルゼンチン)の2選手が並んだ。

そのほかディフェンディングチャンピオンのルーク・ドナルド(イングランド)は、通算8アンダーの11位タイで今大会を終えている。

2011年 バンキア マドリードマスターズ