2011年 バークレイズスコットランドオープン

ウェストウッドとテューロが首位に並ぶ

2011/07/08 13:03
「全英」前哨戦と目される今大会で、首位タイスタートを切ったL.ウェストウッド (Warren Little /Getty Images)

スコットランドにあるキャッスルスチュアートGLで開催されている欧州ツアー第30戦「バークレイズスコットランドオープン」初日、2009年にオープンした美しいリンクスコースを舞台に、翌週に控える全英オープンの前哨戦が幕を開けた。

初日7アンダーで首位に並んだのは、今大会の優勝で世界ランク1位へ返り咲きするリー・ウェストウッド(イングランド)と、同232位のマーク・テューロ(チリ)の2人。

10番スタートのウェストウッドは、12番、17番でバーディを奪うと、18番(パー5)では、2番アイアンでの第2打をピンそば1.2mにつけてイーグル奪取。後半も4バーディ(1ボギー)とスコアを伸ばし、「今週はプレッシャーが多ければ多いほどいい」と、次週を見据えて満足げに振り返った。

一方のトゥーローは、昨年下部ツアーで2勝を挙げて今季がフル参戦初年。1番から4連続バーディを奪うなど、10個のバーディを奪いボギーは三つ。「ここはリンクスコースだから、何もコントロールすることはできない。ただ楽しんだだけ」と33歳は振り返る。「だから、今日はあまり話したくないんだ。だって明日はきっと悪いスコアだろうからね」。無欲の戦いで残り3日間も戦い抜く。

日本から出場している平塚哲二は、2バーディ1ダブルボギー1トリプルボギーの「74(パー71)」。18番でティショットがロストボールとなり通算3オーバーの129位タイと大きく出遅れた。また、藤田寛之は試合直前に激しい腹痛と下痢、さらに発熱に見舞われて出場を回避している。

2011年 バークレイズスコットランドオープン