遼、松山が初の予選通過!R.マキロイが単独首位に
今季のメジャー第1戦「マスターズ」は8日(金)、ジョージア州オーガスタナショナルGCで第2ラウンド。3年連続3度目の出場となる石川遼は1アンダーの24位タイからスタートし、3バーディ、2ボギーの「71」で回り通算2アンダーの20位タイで自身初の予選通過を果たした。
また、日本人アマチュアとして初出場した松山英樹はイーブンパーから出て3バーディ、4ボギーの「73」。通算1オーバーの43位タイで、今大会出場した6人のアマチュア選手の中で、ただひとり決勝ラウンド進出を果たした。また、19歳1カ月での予選通過は、昨年の池田勇太の記録(24歳3カ月)を塗り替え、日本人最年少記録となった。
一方、2オーバーの64位タイから出た池田勇太は2日連続の「74」で通算4オーバーの64位タイ、初日2アンダーの藤田寛之は「79」と大きくスコアを落とし、通算5オーバーの75位タイで予選落ちした。
単独トップに立っているのは通算10アンダーのロリー・マキロイ(北アイルランド)。この日「64」をマークしたジェイソン・デイ(オーストラリア)が2打差の2位につけている。
そして1アンダーの24位タイから出たタイガー・ウッズが2度の3連続バーディを含む9バーディ、3ボギーの「66」をたたき出し通算7アンダー。韓国の崔京周と並んで、一気に首位に3打差の3位タイに浮上した。
〈“鬼門”の2日目を難なく通過したマキロイが単独トップ〉
7アンダーの首位タイから出た21歳のマキロイは、2番(パー5)で最初のバーディを奪うと前半で3つスコアを伸ばした。12番(パー3)で今大会初ボギーをたたくが、続く13番(パー5)ですぐに取り返した。これまでメジャーの初日に60台をマークしながらも、2日目にスコアを崩すケースが目立っていたが、2日間、堂々のプレー。「このコースで36ホール回ってボギーがひとつというのは、すごく満足。この流れをキープしたい」とメジャー初優勝へ向け意気込んだ。
〈21歳を追うのは同組でラウンドした23歳のデイ〉
初出場のデイが、マスターズの2日目最少ストロークに並ぶ「64」を出した。イーブンパーの31位タイからスタートし、8バーディ、ボギーなしで一気に単独2位に。1ラウンドの最少ストローク記録にもあと1打と迫る会心のゴルフを見せた。オーストラリア人とフィリピン人のハーフの23歳は、タイガー・ウッズにあこがれてゴルフを始め、昨年「HPバイロンネルソン選手権」でツアー初優勝を飾った。予選2日間はマキロイと人気者のリッキー・ファウラーと注目の若手3人でプレー。「今朝、僕は2人に言ったんだ。『オレの名前も叫んでもらえるようにしなくちゃ』って。ギャラリーはみんな2人の名前を呼んでいたからね。バック9は気分が良かったよ。3人とも素晴らしいプレーができたから」と同世代の選手とのラウンドを楽しんだ。