2011年 オメガドバイデザートクラシック

R.マキロイ、薄氷の首位!タイガーなど10人が1打差の大混戦

2011/02/13 10:36
3日間首位を守るロリー・マキロイ。熾烈な追い上げにさらされているが、逃げ切れるか?(Ian Walton/Getty Images)

UAEのドバイにあるエミレーツGCで開催されている、欧州男子ツアー第8戦「オメガドバイデザートクラシック」の3日目。通算11アンダーの単独首位でスタートしたロリー・マキロイ(北アイルランド)は、スタートから3連続ボギーを叩く苦しい展開となった。

7番でもボギーを叩き7アンダーまで後退したが、その後スコアを1つ伸ばして通算8アンダーでホールアウト。この日は多くの選手が序盤からスコアメイクに苦しみ、スコアを1つ伸ばしたアンダース・ハンセン(デンマーク)とトーマス・エイケン(南アフリカ)が、マキロイを捉え首位タイとなっている。

そして首位と1打差の通算7アンダーで最終日を迎えることになったのは、タイガー・ウッズ(米国)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)など7人。首位のマキロイとは4打差の5位タイでスタートしたタイガー、出足2ホールを連続ボギーとしたが、3番でバーディを奪う。

前半こそ、9番でのダブルボギーなどで4ストローク落してしまうが、10番パー5でイーグルを奪うと、前半の借りを返す4アンダーをマーク。スタート時の7アンダーをキープして逆転優勝に最も近い位置で最終日に挑む。

また、通算5アンダー11位タイにつけていたワールドランキング1位のリー・ウェストウッド(イングランド)も、2バーディ、2ボギーと停滞。順位は13位タイに後退したが、上位のスコアが下がってきたため、首位とは3打差と逆転も十分可能になった。

一方、同ランキング2位のマーティン・カイマー(ドイツ)は、バーディを奪えず4ボギーでホールアウト。通算イーブンパーの47位タイまで後退してしまった。今週、世界一の座を奪取することは難しい状況となっている。

2011年 オメガドバイデザートクラシック