2004年 ダンヒル選手権

若干20歳のC.シュワルツェルがツアー初優勝

2004/12/13 09:00

南アフリカにあるレオパードクリークGCで開催されている、2005年欧州ツアー第3戦「ダンヒル選手権」の最終日。首位スタートのニール・チーサム(イングランド)が、スコアを伸ばせず優勝の行方は最後まで分からない展開となった。

優勝候補の地元出身アーニー・エルスは、首位と4打差からのスタート。2番でバーディを奪い好スタートを見せるも、4、9番をボギーとなかなかスコアを伸ばせず前半を折り返す。後半は出入りの激しい展開だったが5バーディ2ボギーと必死に追い上げるも、1打届かず通算6アンダーの3位タイで競技を終えた。

優勝争いを演じたのは、地元出身チャール・シュワルツェルとチーサムの2人。シュワルツェルはこの日スコアを1つ伸ばして通算7アンダーでホールアウト。チーサムは出入りの激しいゴルフを展開するも、なんとか1つスコアを落とすだけに踏み止まり通算7アンダーで勝負はプレーオフにもつれ込んだ。

決着がついたのはプレーオフ1ホール目の18番パー5。シュワルツェルが快心のバーディを奪い、若干20歳のシュワルツェルが念願のツアー初優勝を飾った。シュワルツェルは11月に行われた日本ツアー「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」に招待され、3位タイでフィニッシュしている。トッププレーヤーを多く輩出している南アフリカから新たなヒーローが誕生した。

2004年 ダンヒル選手権