2009年 オメガ・ミッションヒルズワールドカップ

アイルランドが世界一に王手! 日本は7打差で最終日へ

2009/11/28 18:49
最終日は何が起こるか分からないフォアサム。7打差からの逆転世界一を狙う!

中国の深センにあるミッションヒルズ・ゴルフクラブで開催されている、男子ゴルフの国別対抗戦「オメガミッションヒルズワールドカップ」の3日目。この日は初日と同じ、それぞれが別々のボールでプレーをして良い方のスコアを採用するフォアボール形式で行われ、アイルランドが通算26アンダーで単独首位の座をキープ。1997年ぶりとなる世界一のタイトルに王手をかけた。

通算25アンダーの2位タイには、大会連覇に挑むスウェーデンと、この日のベストスコアタイとなる「61」をマークしたイタリア。イタリアは55回目の開催にして、初の世界一への大きなチャンスを迎えている。通算19アンダーの4位タイには、南アフリカと日本が続く。

今田竜二藤田寛之が組む日本は、今田がスタートホールで1.5メートルを沈めて幸先の良いバーディスタート。その後、藤田が9番で10メートル近いバーディパットを沈めてガッツポーズを見せるなど、気迫溢れるプレーを展開した。最終的に今田が3個、藤田が5個のバーディを重ね、「64」をマーク。首位に7ストローク差で最終日を迎える。

開催国の中国は、通算12アンダーの18位タイ。アメリカは通算10アンダーの22位タイ。セルヒオ・ガルシア擁するスペインは未だ噛み合わず、通算9アンダーの24位タイと苦戦が続いている。

9番で10メートルのバーディパットを沈め、ガッツポーズの藤田寛之
抜群の安定感が光るイタリアチーム。E.モリナリが渾身のガッツポーズ
ワールドカップ初出場のR.マキロイ。母国を12年ぶりの世界一へと導けるか
今田竜二はショットの不安定を嘆くが、藤田寛之と絶好の噛み合いを見せている
H.ステンソンとR.カールソンのスウェーデン。昨年のチャンピオンペアは今年も健在!
スタートホールで幸先良くバーディ、グータッチ!
11番でもバーディ、今度は手の甲でタッチ!
目玉状態からピタリと寄せて、今田が14番でパーセーブ。藤田が絶賛した場面だ
R.マキロイの陰に隠れがちだが、アイルランドの躍進はG.マクドウェルの安定感があってこそ
今年は藤田寛之の安定感が光っている。まさにチーム戦にうってつけの存在だろう
D.リーとD.スメイルが組むニュージーランド。他国の選手はウェアのカラーを揃えているのに…
8位と大健闘中のベネズエラ。国旗を持った応援団も熱い声援を送る
グリーン上では丹念にラインを読み合う場面も多い。見ていて安心感がある今田&藤田ペア

2009年 オメガ・ミッションヒルズワールドカップ