2009年 ドバイ・ワールドチャンピオンシップ

L.ウェストウッドが最終戦を制し、逆転で賞金王に輝く!

2009/11/23 07:45
最終戦を制し、自身2度目の賞金王を手にしたL.ウェストウッド(Andrew Redington /Getty Images)

ドバイにあるジュメイラ・ゴルフ・エステーツ アースCで開催されている、欧州男子ツアー最終戦「ドバイ・ワールドチャンピオンシップ」の最終日。首位からスタートしたリー・ウェストウッド(イングランド)が通算23アンダーとし、今季最終戦の勝利と賞金王のタイトルを手にしている。

2位に2打差をつけて最終日を迎えたウェストウッド。逆転賞金王のタイトルを目の前に、プレッシャーのかかる状況であったが、その心配をよそに見事なゴルフを披露した。立ち上がりの2番から連続バーディを決めると、1ホールおいて今度は5番から3連続バーディ。後続との差を広げて迎えた後半も着実にスコアを伸ばし、最終的にこの日のベストスコア「64」をマーク。通算23アンダーとして2位に6打差をつける圧勝で、2000年以来となる自身2度目の賞金王を手にした。

2位からスタートしたロス・マクゴワン(イングランド)は、逆転優勝を目指すも、1番でいきなりボギー。その後、2つのバーディを取り返したが、ウェストウッドとの差は6ストロークに開いてしまう。後半に入り5連続バーディを奪う猛攻を見せたが、好調のウェストウッドを捉えることはできず、ラスト2ホールも連続ボギーと失速。通算17アンダー、単独2位で大会を終えている。

賞金ランクトップで今大会を迎えたロリー・マキロイ(北アイルランド)。最終日は首位と5打差の3位タイからスタートしたが、逆転賞金王へ向け猛チャージを見せるウェストウッドの前にマキロイは沈黙。後半に意地を見せて2度の連続バーディを奪うなど気を吐くも、その勢いはウェストウッドには及ばず通算15アンダー。単独3位で大会を終え、賞金王レースは2位という結果で今季を終えた。しかし、二十歳の若者が見せた今季の戦いぶりは見事の一言。今後の男子ゴルフ界を背負って立つ存在だけに、この悔しさをバネにさらなる飛躍に期待したい。

その他、通算14アンダー、4位タイにはパドレイグ・ハリントン(アイルランド)とジェフ・オギルビー(オーストラリア)。セルヒオ・ガルシア(スペイン)は通算12アンダー、7位タイで大会を終えている。

2009年 ドバイ・ワールドチャンピオンシップ