さくら、圧巻の4連続バーディフィニッシュ
2012/07/07 11:33
「全米女子オープン」初日を3オーバーで終えた横峯さくらは、2日目は10番からのスタート。「ショットがあまり良くなかった」というこの日、前半は2つのボギーをたたいて折り返した。
後半に入り、少しずつチャンスは増えるも、今度はパットが決まらない。「我慢だなと思ってプレーしました」という横峯にチャンスが訪れたのは、6番(パー3)。ピンまで170ヤード、6Iで放った球はきれいなフェードボールでピンへと向かう。「久しぶりにイメージ通りのショットが打てました」と、このショットがカップをかすめてピン上4mに止まると、これを確実に沈めてバーディとする。
すると、そこから流れは一転。7番(パー5)で1mを沈めて連続バーディとすると、8番(パー3)では14mのロングパットがカップに吸い込まれ、最終9番でもカラーから6mをねじ込む4連続バーディフィニッシュ。結局「70」とスコアを伸ばした横峯は、通算1オーバーまでスコアを伸ばして、17位タイへとジャンプアップを果たした。
「このコースでアンダーで回れてうれしいです」と横峯。「あと2日プレーできるのがうれしい」と、決勝ラウンド進出に素直に喜びを表現する。5オーバーでハーフターンした横峯は「カットは6くらいかなと思ったので、(カットラインは)すごく頭の中にありました」と振り返ったが、勝負どころで踏みとどまり、スコアを伸ばすのはさすが。ショットの修正点もつかんでいるという横峯は、「少しは近づいているのかな」とメジャーでの予選通過にちょっぴり自信も手に入れた。(ウィスコンシン州コーラー/今岡涼太)