2012年 全米女子オープン

さくら、期待大?「やってみないと分からない」

2012/07/05 10:46
練習ラウンドで明るい表情を見せる横峯さくら。好調なショットが武器だ。

体感温度は40度に迫る勢いだったこの日のブラックウルフラン。コースとの戦いの前に、暑さとの戦いを挑まれる中、横峯さくらは午後から9ホールの練習ラウンドを強行した。

今年、海外メジャーで出場するのはこの「全米女子オープン」のみ。“成長を確かめたい”“自分のレベルを感じたい”と話していた横峯だったが、「すごくタフで良い経験になるってことは分かっていたけど、そんなことも言ってられないコース」と、難コースを前に、現状は自身のプレーで手一杯といった様子だ。

昨日の朝に大量の雨が降ったものの、その水分もすぐに蒸発。「早いですよね。グリーンの速さじゃなく、硬さがもう戻って止まらなくなっている」と警戒を深める。「ティショットはそんなにプレッシャーは掛からないけど、セカンドをどこに置くか。グリーンのアンジュレーションがあって、周りのラフも深いので・・・。最終的にはパット勝負だと思うけど、やってみないと分からないです」と、横峯本人も本番でどんな戦いになるかは未知数だという。

とはいえ、アドレスでスタンスや肩の向きをさらにオープンにすることで、思った球筋が出るようになったという横峯は、好調なショットを維持し明るい表情。2010年にはオークモントCCで10位に入るなど、難しさはむしろ歓迎。「やってみないと分からない」という突撃精神で、さらりと攻略してみせる。(ウィスコンシン州コーラー/今岡涼太)

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