2位発進のさくら、“プチスランプ”脱出を宣言

「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」初日、横峯さくらが6バーディ、3ボギーの「69」をマークし、首位に1打差に迫る3アンダー2位タイ発進。待望の今季初勝利に向けて、苦手を自認する“鬼門”の初日を、絶好のポジションで切り抜けた。

シーズン序盤は持ち球のフェードが右に戻って来ず、そのまま左に抜けてしまう状況にスコアメイクもままならない週が続いた。「ショットに苦労したことが余り無かった」という、好調続きだったここ2シーズンの反動もあったのだろう。急に現れたショットの乱れに「悩みました。予選に落ちてもおかしくない状況だった」と明かす。

その状況も、無意識のうちに狭くなっていたスタンスの幅を広げた（元に戻した）ことをきっかけに、週を追うごとに改善。今週の開幕前には「戦う準備はできた」と口にし、そしてこの日の好発進。笑顔を交えながら、「“プチスランプ”をしっかり抜けることができた」と高らかに宣言した。

「調子が戻ってきた、プラス、あまり考えないようになった」と、ショットへの不信感は完全に払拭。待望の今季初優勝への期待も高まってきた。「まだ初日を終わったばかりだし、明日が終わって優勝争いできていたら考えたい。優勝した時に“レベルアップできた”と言えれば良いですね」。賞金ランク7位と出遅れを喫しているシーズン序盤戦。今週、その巻き返しへの再スタートを切ることができるか。