さくら、来年の海外挑戦撤退を示唆
2010/07/29 11:03
「全米女子オープン」では10位タイに入り、昨年の国内賞金女王の意地を見せつけた横峯さくら。この日は18ホールの練習ラウンドを予定していたが、「(後半のラウンドの)時間が掛かり過ぎていたし、大体わかっているので良いかな」と14番終了時点で引き上げた。
大会前日にして全英らしい雨混じりの風が吹き始めたこの日は、「風は昨日より強くて、同じ方向(の風)でも番手が違ったりするので難しかったです。1、2番(のミドルホール)は凄い難しいですね。1番はティショットをドライバーで打てないし、(左からの風だと右のブッシュに流されてしまう)今日は、1打目を3W、2打目も3Wでグリーン手前でした。試合になったら届くとは思うのですが。しっかり状況判断出来たら良いですね」と、やはり宮里藍同様に1、2番の攻略に頭を悩ませているようだ。
今大会の自信を60~70%と語る横峯は、「今日みたいな風ならイーブンパーが目標。1ホール1ホール、パーを獲っていく感じ。しっかり耐えるゴルフが出来れば良いと思う」と、我慢比べの戦いになることは辞さない構えだ。
しかし、例年になく海外遠征が続いた今年、来年は今年のようなスケジュールは考えものという。その理由は、今までに体験したことがない疲労感。「日本はサスペンデットがほとんどないし、4日間の試合も少ないし。疲れ方が違います。移動も凄く大変だし・・・。今は早く日本に帰りたいです(苦笑)」と消極的なコメントを残す。横峯にとって全英特有の雨風よりも、自身の体調を保ち、モチベーションをキープすることが今大会のカギとなるのかもしれない。