2010年 LPGAチャンピオンシップ

さくら、ダボ発進も“開き直って”バーディ量産

2010/06/27 10:24
19位タイで最終日を迎える横峯さくら。明日こそは好調な滑り出しといきたいところだ

「LPGAチャンピオンシップ」の予選ラウンドでは、2日間ともボギー発進。今週は序盤戦に難のある横峯さくらは、決勝ラウンドに入った3日目もスタートホールで大きくつまずいてしまう。

「最初はティショットが右へ、右へ行ってしまった」。1番のティショットを右の深いラフに打ち込むと、2打目はひっかけてしまい左の池へ。このホールをダブルボギーとすると、続く2番でもティショットを右のバンカーに打ち込むなどしてボギー。最初の2ホールで3ストローク落とす、苦しい立ち上がりとなる。

だが、ここから一転してナイスカムバックを見せる。「18ホールのうちの3オーバーだと気持ちを切り替えて、落ち込むことなく淡々とプレーできました」。直後の3番ではバーディを奪って流れを断ち切ると、9番でも4メートルを沈めてバーディ。序盤の借金を徐々に返済していく。

13番でボギーを叩いたが、16、17番と連続バーディを奪い、この日イーブンに戻してホールアウト。通算イーブンパーの19位タイで最終日を迎える。「イーブンで終えられて良かった。(3番以降)開き直れたのが良かったですね」と笑顔で振り返る横峯。「明日は難しいセッティングになると思うけど、高い目標を持って回りたい。アンダーパーで回れれば自信になると思います」と、残り1日にむけて強い意気込みを示していた。

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