さくら奇襲、我孫子攻略に5本のウェッジで挑む!
2009/09/30 17:56
今週の「日本女子オープン」の優勝賞金は、今季ツアー最高額となる2,800万円。現在、賞金ランキング2位の横峯さくらが、約2,640万円あるトップの諸見里しのぶとの差を詰める絶好のチャンスだが、今の横峯は“賞金女王”という言葉には反応を示さない。
「あまり考えていません」。「いつもと変わりません」。自らにプレッシャーを掛けすぎていたという反省は、3週前のメジャー大会「日本女子プロゴルフ選手権」に意気込んで乗り込んだものの10位タイに終わった苦い経験が効いている。今週は女子ゴルファー日本一を決める歴史と伝統ある大会だが、あえて横峯は普段どおりを強調する。
この日は小雨の降る中、父・良郎氏と18ホールの練習ラウンドを行い、ティショットの落し所や、グリーン周りのラフをチェック。横峯は、我孫子特有の深くてあごの高いバンカー対策として、70度のウェッジを入れることを決断した。
これにより、横峯のクラブセッティングは、1W、3W、5W、9W、6-PW、AW、52度、58度、70度、パターの14本となる。なんと、ウェッジ5本という異例のセッティングだ。「バンカーからはほとんど70度で打つと思います。やっぱり(グリーンで)止まりますね」と横峯は説明する。
「1日1日、アンダーパーを目指して粘りのあるゴルフをしたいです」という横峯。この作戦が吉と出るのか、明日からの戦いに注目だ。