2007年 全英リコー女子オープン

ボギー止められず! 通算8オーバーで予選落ちが決定的に

2007/08/04 19:20
父・良郎氏と狙いどころを相談する横峯さくら。後半は風とグリーンのラインが読みきれずスコアを大きく崩してしまった

セントアンドリュースで開催されている「全英リコー女子オープン」。初日に4オーバー、82位タイと出遅れた横峯さくら。2日目で巻き返しを狙いたい状況だが、初日同様2日目も午後になって風が強くなり、伸ばすどころかスコアを崩す選手が続出した。

11時58分に初日と同じくロレーナ・オチョア(メキシコ)とカレン・スタップルズ(イングランド)とスタート。オチョアは初日に6アンダーをマークし単独首位に立ったが、この日も1番でバーディを奪うなど好調なゴルフを維持。それに付いていきたい横峯は、初日にボギーを叩いた4番、5番で連続バーディを奪い、好スタートを切った。

前半残りはすべてパーとしたが、後半に入るとまるで別人のようなゴルフになってしまった。11番で最初のボギーを叩くと、13番からは4ホール連続でボギー。さらに最終18番でもボギーフィニッシュとなり、通算8オーバーで予選落ちがほぼ確定してしまった。

「後半は風の計算ができず、ボギーが止められませんでした。今の実力はこんなものかな・・・。途中、気持ちが切れることはありませんでした。グリーンも大きいので、タッチを合わせるのが難しくて、ボギーを止められませんでした」とラウンド後に横峯は振り返った。

さて、初日に触れた父・良郎氏のキャディについてだが、横峯に聞くと「問題ないです」と答えた。しかし、実際はどうだったのだろうか。予選を通過した上田桃子佐伯三貴はコーチにバッグを担いでもらい、練習ラウンドを一緒に2回、3回とこなしてコース攻略法を練ってきた。そして、この日4ストローク伸ばし、通算3アンダー暫定4位タイに浮上した不動裕理は、コースを熟知する地元のキャディに全幅の信頼を置き、その指示通りに狙った成果が出た。聖地セントアンドリュース攻略は、一夜漬けでは通用しないのではないだろうか。

2007年 全英リコー女子オープン