2007年 全英リコー女子オープン

議員キャディ!コースを知らずに挑んだ結果は!?

2007/08/02 08:21
17番パー5で3打目をグリーン右奥のアスファルトからパターで打つ横峯さくら

昨年10月にテレビ番組の企画で、セントアンドリュースを4ホールだけラウンドしたことがあるという横峯さくらが、全英リコー女子オープンというメジャー大会の舞台として、再び聖地セントアンドリュースに帰ってきた。

前日までの練習ラウンドは、いつものように有馬境佑くんとのコンビを組んでいた横峯に、突然の申し入れがあったのは大会初日の朝だった。前夜、スコットランド入りした父・横峯良郎氏が、夜の会話では「見ているだけ」と話していたが、朝になって「俺がキャディをやる!」と言い出したのである。

父娘のコンビは昨年10月の「樋口久子IDC大塚家具レディス」以来。久しぶりの展開だが、横峯には何の不安もなかったという。しかし、それが間違いの始まりなのかもしれない。セントアンドリュースはリンクスコースの中でも特にフェアウェイの起伏が激しいコースだ。その起伏を見たことがない状態でいきなりキャディを行うのはあまりにも危険すぎる。

コースのレイアウト上、バンカーが左にあるから右を狙うなどと簡単に考えると、傾斜で左に跳ねてそのバンカーに捕まることもある。初日の横峯がそうだったわけではないが、練習ラウンドで掴んだ攻め方とは異なる選択をした場面もあった。17番パー5では「絶対に直接グリーンは狙わない!」と話していたが、ラフからという状況もあり2打目でグリーンを大きくオーバーしてしまった。

グリーンの右サイドの砂地を越えたアスファルトに止まったボールをパターで打ったが、グリーンには乗らずパーセーブするのがやっと。横峯は、キャディとしても父親を全面的に信頼しているのだが、今回の決断は得策だったのだろうか。その答えは明日の2日目に出されることになった。

2007年 全英リコー女子オープン