2010年 大王製紙エリエールレディスオープン

桃子、まさかの3連続池ポチャ

2010/11/19 17:16
3番パー3でまさかの「9」。上田桃子にとって悪夢のラウンドとなってしまった

「大王製紙エリエールレディスオープン」初日は、上田桃子にとって悪夢のラウンドとなってしまった。次週の最終戦「LPGAリコーチャンピオンシップ」に出場するためには優勝しか残されていない中、序盤から早くも窮地に立たされる。

「初日から全ホール攻めることが目標だった」という意気込みが空回りしてしまったのか。グリーンの手前に池が待ち構える3番パー3。池に近い手前に切られたピンを狙って放ったティショットは、「ちょっと右に行ってしまった」と、あと一伸び足りず池へ。残り50ヤード付近からラフにドロップした3打目もショートして池。さらに同じ地点にドロップした5打目も、再び池に吸い込まれた。

3連続の池ポチャにより、8オン、1パットとまさかの「9」。直後の4番、さらに9番では1メートルのパーパットを外してボギーとするなど、その後も巻き返しは叶わなかった。最終的に5オーバーの83位タイ。「もう、何も言うことはないです。悔しいですね」と、囲み取材中には堪えきれずに涙をこぼした。

優勝こそ極めて厳しい状況になったが、まだ予選突破の可能性は残されている。「これで最後の試合になると思うけど、しっかり予選を突破して自分のゴルフができるように頑張りたい」。今シーズンは不本意な内容が続いてきたが、最後は自分が納得の行くプレー、来年に繋がるプレーで締め括りたいところだ。

2010年 大王製紙エリエールレディスオープン