2010年 ミズノクラシック

スイング改造中の桃子、「初日としては良いかな」

2010/11/05 18:17
ショットは荒れ気味だったものの、トータル的には安定したプレーを見せた上田桃子

スティーブ・マックライ氏を新コーチに迎え、今週の「ミズノクラシック」練習ラウンドでは熱心に指導を受ける姿が見られた上田桃子。先週から続けるスイング改造にも注目が集まる中、序盤は苦しい滑り出しとなった。

スタートホールの1番パー5。オープニングショットをフェアウェイセンターに運ぶも、2打目はグリーン左手前のラフへ。このアプローチは下をくぐってしまい、グリーンに届かず4オン1パットのパー。サービスホールともいえる短いパー5で、バーディを奪えない。

さらに続く2番でもパーオンに失敗し、3オン2パットのボギー。「前半でバーディが獲れればいい、と思っていたけど、1番、2番でミスをしてしまった」と不穏な空気が包む。だが、その後は「ショットが荒れている中で、チップショットでガマンができた」と復調。3つのバーディを奪い返し、2アンダーの20位タイで初日を終えた。

コーチには、スタート前に「パーフェクトは求めない」という心構えを享受された上田。その中にあり、「風が難しくてラインも読みづらかったけど、初日の成績としてはいいかな、と思う」と、納得の表情を浮かべた。「ロングホールでバーディが獲れていたら良かった」と反省を口にするが、逆を言えば、まだスコアの伸びしろがあるということ。07年の勝利の再現に向け、明日のバーディラッシュに期待したいところだ。

2010年 ミズノクラシック