攻めて掴んだ!桃子、単独首位へ浮上
2009/11/27 17:33
「前半は一つでもアンダーを出せれば上出来。基本は後半勝負だと考えている」という上田桃子のマネジメントが、昨日に続き、今日もはまった。
警戒ホールに挙げた8番パー3でボギーを叩くなど、前半を「37」で折り返した上田だが、後半は人が変わったかのように3バーディノーボギーとバーディ量産。ポイントは、パッティング。「高麗なので“打つ”というイメージしかなく、9番まではグリッププレッシャーが強くて引っ掛けてしまうことが多かった。10番からはショートしてもいいから、ラインを出しながらストロークしようと切り替えた」と、振り返る。
さらに、11番パー5では流れを変える為に、あえて第2打でアグレッシブに3Wを振り抜き、左手前のバンカーから執念でパーセーブ。続く13番パー5でも、「もう一度」あえて3Wで攻めて、バーディに繋げた。
「13番からは、ずっと良いパットが出来た」という上田。15番で5mのスライスラインを沈めると、17番では残り100ヤードを54度で1.3mにつけてバーディ奪取。「今日はノルマをクリア出来ました」と、にっこりと微笑んだ。
「今日はさくらちゃんと同組だったけど、前半はアウェーかと思うくらいの(さくらちゃんへの)応援だった」と、賞金女王争いの注目度の高さは感じている。「どっちに勝って欲しいっていうのは無いけど、邪魔できれば面白い」とほくそ笑む。上田にとっても初のメジャータイトル獲得が掛かった試合。優勝への思いは誰にも負けていない。