首位と4打差の桃子は「諦めない」
2008/10/04 18:30
「日本女子オープン」3日目の上田桃子は、通算3オーバーの10位タイから上位を目指してスタートしたが、立ち上がりは悪い流れが続いてしまう。
軽く右にドッグレッグした1番ホールは、ティショットが左のラフに掴まると、2打目をグリーン手前のバンカーに入れて、寄らず入らずのボギー。続く2番も第2打をグリーン手前のバンカーに入れて連続ボギーとしてしまった。
2つスコアを落として迎えた153ヤードの7番パー3。7Iで放った上田の球は、ピンの右手前5m程にキャリーすると、コロコロとピンに向かう。「入れっ!」という上田の声に反応するように、球はカップの底に消えた。
プロ入り初のホールインワンを達成し、「あれで気持ちが晴れた」という上田。前日まで違和感のあったパッティングも、この日朝の練習で「これだっていうのを掴んだ」と、復調気配だったが、昨日とは逆にこの日はショットが悪かった。
「フェアウェイから打ったのは4回か5回」という上田。左に掴まるショットが多く、「最近では自分の悪いところが全部出てしまった感じで、ショックでした」とうなだれた。それでも、落ち着いたプレーでパーを拾いながら、この日「72」でまとめ、通算3オーバーをキープ。順位は9位へ浮上し、トップとの差も4打に縮まった。
「ショットも昨日までは悪くなかったし、パットもこれだっていうのを見つけたので、噛み合えば良いスコアが出ると思います。メジャーだし、今日は4アンダー出ている選手もいるので、諦めずに頑張りたいです」と、目指すは逆転優勝だ。