2009年 ミズノクラシック

桃子は好調をアピール、3打差から逆転を誓う

2009/11/07 18:19
「ラフに1回も打っていない」とドライバーが絶好調。逆転勝利への期待が高まる上田桃子

「ミズノクラシック」最終日、上田桃子は「基本的にバーディ合戦になるとは思っていた」という心構えで1番ティに立ったという。それでも力み過ぎることもなく、スタートホールをバーディ発進。その後も4番、7番とバーディを重ね、予想通りのバーディ合戦に遅れを取ることなく、3ストローク伸ばして後半へ折り返す。

「9番から13番までバーディパットが入らなくて、嫌な流れだった」と振り返る上田だが、その状況を自らの判断と閃きで打開する。「14番(グリーン)でボール1個分、離れて立っていたことに気が付いて。15番から近づいて打ったら入ったので、“あ、そこだったのか”と思いました」。スコアを伸ばすことが必要な場面でも、焦ることなく冷静な判断を下せたことで15番のバーディを呼び込んだ。

最終的に4バーディ、ノーボギーの「68」。通算8アンダーの5位タイに浮上し、十分な逆転勝利の圏内で最終日を迎える。「毎日、良いラウンドができているし、明日の前半で頑張れば優勝争いもできると思う。気持ちも高まっています」。最終日にかける強い意気込みは、好調さを実感している自信の裏づけでもある。

「パットもアプローチも悪くないし、ドライバーも不安なし、という感じです」。逆転勝利への道を閉ざす不安は何も無い。「明日は1番から攻めて行きたいです」と、自らに言い聞かせるように攻めのプレーを誓っていた。

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