桃子、悲願の初メジャー奪取に挑む
2009/09/30 17:14
07年賞金女王の上田桃子だが、これまでメジャータイトルを獲得したことはない。米ツアーに挑戦しながらも、国内メジャータイトル奪取も今年の大きな目標の一つとしている。
「みんなが一番勝ちたい大会。重みが違う」と今週の「日本女子オープン」に懸ける思いは強い。「この一年の総決算だし、この一年何が出来たかを考えされられる大会」と上田は言う。米ツアーで目標としていた勝利はまだ達成出来ていないが、だからこそこの試合でもう一つの目標達成に意気込む。
「アウトは距離が長いので、インでスコアを作っていければ」と、開催コースの我孫子を評する。「私がこれまで出た女子オープンに比べると、ラフが短くて、グリーンが大きい。それでも、我慢を強いられるのがこの大会なので、4日間我慢してコースと戦って行きたい」と上田。とはいえ、「調子が良いので、それが一番テンションが上がる」と、大一番に向けて準備はほぼ整った。
そんな高ぶる思いを制するように、上田は一方では「やらなくてはいけないことに集中するだけ」と自らを戒める。「優勝したいとか、バーディチャンスにつけたいとか、もっと飛ばしたいとか…。そういうことを考えずに、ティショットをフェアウェイに置いて、グリーンに載せて、2パット。単純なことを単純にやっていきたい」と、無欲での戦いを強調した。
大会前日は練習ラウンドを7時からの9ホールで切り上げ、昼過ぎには宿舎へと戻った上田。直前はゆっくり調整で、リラックスして今季の大一番へと挑む。