桃子の気付き「自分らしさが無くなっていた」
2009/05/01 00:00
「クリスタルガイザーレディス」初日を、4バーディ4ボギーのイーブンパー、25位タイで終えた上田桃子。途中、ショットが乱れ、パットも決まらずにイラつく場面が見られたが、ホールアウト後の上田は意外にもサバサバした表情だった。
「ここ最近の自分の良くない所が見つかって、それを克服したとは言えないけど、良い方向には行ったので、凄いすっきりした感じです」という上田。その良くない所とは、「自分らしさが無くなっていた」ことだと言う。
「キャディをテリー(マクナマラ)にして貰ってから、色んな事を教えてもらって、勉強にはなったけど、綺麗なゴルフをしようとし過ぎていた。フェアウェイに打って、グリーンに載せて2パット。よくよく考えると、調子が良い時しかそんなゴルフは出来ないし、私はそういうタイプのプレーヤーじゃない。どんなところからでもバーディ、パーで上がるっていうゴルフで、(理想と現実が)違いすぎるのでミスした時のショックが大きかった」。
今週、約2ヶ月ぶりにバッグを担ぐ清水氏とハーフターンで話し合い、その事に気付いたという上田。同時に同じ組で回るアマチュアの竹村真琴のプレーにも「イケイケだなぁ」と刺激を受けた。
ショットが良くなかったという1日だが、後半は「後に引き摺るボギーじゃ無かった」と、スコア以上の収穫を得た。「ようやく吹っ切れたし、明日からは気持ちよく、久々にイケイケの攻撃ゴルフで行きたいです」と、自分らしさに気付いた上田の巻き返しが始まりそうだ。