2012年 全米プロゴルフ選手権

遼、後半4バーディも上位進出ならず

2012/08/13 11:16
最終日は日本人同士で同組となった石川遼。しかし後半の巻き返しにも悔しさが募った。

サウスカロライナ州キアワアイランドリゾートで開催された「全米プロゴルフ選手権」最終日。9オーバーの68位から最終ラウンドをプレーした石川遼は「70」で回り、通算7オーバーの59位タイで4日間のプレーを終えた。

優勝争いを演じる上位陣とは裏側のインコースでティオフを迎えた最終ラウンド。谷口徹と同組でプレーした石川は14番(パー3)でボギーを先行させたものの、16番(パー5)では3メートルのチャンスを生かしてバーディを取り返す。しかし直後の17番(パー3)ではピンを果敢に攻めたが、手前の池に落としてダブルボギーを叩いてしまった。

それでも、後半アウトではセカンドショットをピンそば1メートルにつけた後半4番から2連続バーディ。7番(パー5)でも確実にスコアを伸ばすと、最終9番では残り162ヤードの第2打を7番アイアンで3メートルにつけてバーディフィニッシュを決めた。「インコースの方が、難易度が高い」と悔しさもあるが「良いときもあれば悪いときもある。今日はすっきりしている」と話した。

6大会ぶりのメジャーでの決勝ラウンドでは上位争いに加わることはできなかった。しかし「通用している部分と、通用していない部分があるが、少しずつ通用していると感じるところが増えている。自分は自分のゴルフで、メジャーを勝てるように築き上げていきたいと思う」と意欲は尽きない。

次週は今季2度目の海外5連戦の最終戦。8月16日(木)開幕にノースカロライナ州セッジフィールドCCで開幕する「ウィンダム選手権」を戦う。来季の米国ツアーのシード権獲得(シーズン終了後の125位以内相当)へ向け、自らが定めたノルマ90万ドルへは残り3万ドルを切った。納得のいくプレーで締めくくって、日本へと帰る。(サウスカロライナ州チャールストン/桂川洋一)

2012年 全米プロゴルフ選手権