石川遼、3年連続の好プレーを誓う
2011/09/28 17:50
国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」に出場する石川遼は、火曜日にアウトコース9ホールをラウンドし、大会前日のプロアマ戦で18ホールをプレーした。「三好(開催コース)でこんなに晴れが続いたことは、自分の中で経験がないので、グリーンが凄く硬く感じました。ラフからだとほとんどボールは止まりません」と警戒心を持つ。
しかし、今週の石川はそんなコースコンディションでも不安要素はない。「ドライバーショットが安定していますので、特に今日は久しぶりに多くのホールでフェアウェイを捕らえていました。なので、フェアウェイが硬い分、ランも稼ぐことができるので自分には有利になると思います」と、表情は柔らかい。
この大会での石川は、2009年に優勝を果たし、昨年はプレーオフ進出に2ストローク及ばずも4位タイに入るなど、相性は良い。「昨年も良いプレーが出来ましたが、連覇の難しさを実感しました。ここ2年間の良いイメージを持って今週も攻めていきたいです。何事にも怖がらず思い切り振ったほうが、ボールも曲がらないと思いますので」。この日はラウンド後の練習場でもドライバーショットを入念に行った。
そして、石川自身がホストプロを務める3連戦も今週が最終戦となる。今季は未勝利ながら現時点で賞金ランキング1位に立つ石川だが、優勝はのどから手が出るほど欲しい状態が続いている。一昨年の優勝、さらに昨年最終日の追い上げなど石川には良いイメージばかりが残っているが、ドライバーショットも練習場でのイメージ通りに打つことができれば待望のシーズン1勝目を掴むことになるかもしれない。(愛知県みよし市/本橋英治)