2011年 WGC キャデラック選手権

遼は42位タイ。最終ラウンドで大きく後退

2011/03/14 09:04
石川遼は最終日のスコアが4ラウンドのワーストとなり渋い表情

フロリダ州ドラールリゾート&スパで行われた「WGC キャデラック選手権」最終日。5アンダーの16位タイでスタートした石川遼は、3バーディ、7ボギー、1ダブルボギーの「78」で回り、通算1オーバーの42位タイで大会を終えた。

トップ10入りへの可能性を残しながら迎えた最終ラウンド。しかしその意気込みとは裏腹に、石川は大きくスコアを落とした。序盤からドライバーショットが左右に散らばり、リズムを作れない。出だしから2連続ボギー。3番で8メートルをねじ込んでバーディを奪うが、その後もチャンスにつけられなかった。

ティショット、セカンドショットでもことごとくバンカーにつかまる。第1打でフェアウェイキープしたのは5番と12番、わずか2ホール。

16番ではバンカーからの第2打が大きくグリーンオーバー、続く17番では3パットで2連続ボギーとした。前日3日目にティショットを左の池に入れながらもパーを奪った18番パー4では、この日も第1打をドライバーで池に。さらにドロップ後の第3打も池ポチャとしてしまい、結局ダブルボギーでフィニッシュ。「最後の3ホール(ボギー、ボギー、ダブルボギー)にこれからの自分の課題が詰まっている。18番で気持ちが途切れている。72ホール目まで持たなかった。練習が足りないと、はっきりと分かった」と精神面でのスタミナ切れを悔やんだ。

次戦は17日(木)からは同じフロリダ州のウェスティンイニスブルックリゾートで行われる「トランジションズ選手権」に出場する。「次に向けての課題が見えた1日」と最後まで自らを厳しく戒めていた。

2011年 WGC キャデラック選手権