遼、残り2ホールは来週に向けて!
米国男子ツアー「ノーザントラストオープン」の初日に5オーバーを叩いた石川遼。2日目の午前中に第1ラウンドが全て終了し、石川は125位となった。そして迎えた第2ラウンドは、初日同様、今田竜二、池田勇太と同組で12時54分に10番からスタートした。
スタートから4ホールパーを重ね、14番パー3ではピン手前5mのカラー部分にティショットを運んだ。右に切れそうにも見える微妙なラインだったが、右カップいっぱいを狙ったパットは傾斜に乗って真ん中から入りバーディを先行させる。
この時点で予想される予選カットラインは3オーバーまで。通算4オーバーとした石川にもチャンスは十分にあった。しかし、直後の15番で3打目のアプローチを3.5mオーバーさせてボギー。18番ではティショットを右サイドのラフに入れるも、2打目でグリーン手前4ヤードの花道までリカバリー。ところが、ここでもアプローチで寄せきれずにボギーを叩いてしまう。
後半最初の1番パー5では、2打目を大きく左に曲げたが、3打目に残り51ヤードのアプローチをしっかり寄せて2つ目のバーディ。しかし、4番パー3でティショットを右に曲げてボギーを叩き、7番は強い向かい風と雨の中、ティショットは左、2打目はグリーン右サイドの深いラフに入れてしまい、この日4つ目ボギーを叩いてしまった。
この時点で6、7m先のカップも見えづらい状況になり、8番ティグラウンドに上がってはみたものの、ティショットを打つか躊躇していた。その時、17時28分に日没を知らせるサイレンが鳴り、石川はクラブハウスに戻るため、8番をグリーン方向に歩きだした。
残り2ホールは明日の朝7時にプレーを再開するが、クラブハウスに戻った石川は「昨日よりは良いプレーが出来ました。全体的にも良くなって来ました。ただ、予選通過のチャンスは無くなってしまったので、明日の2ホールは次週(WGCアクセンチュアマッチプレー選手権)に向けた調整だと思ってプレーします」とコメント。
現時点で通算7オーバーの暫定111位タイの石川は、予想される予選カットラインの3オーバーまでは4ストロークオーバーしている。残り2ホールを2イーグルでラウンドできれば不可能な話ではないが、石川は現実を受け入れ、次週に向けた調整と話した。