2010年 ダンロップフェニックストーナメント

遼、大誤算!右脇挟みは早すぎた

2010/11/18 18:13
1オンを狙った13番は1打目が林で2打目は木に当たりバンカーに捕まる

国内男子ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」の初日、2週連続優勝を狙う石川遼が、4オーバーの58位タイ。首位とは9打差と大きく出遅れてしまった。

10番からスタートした石川は、ドライバーでのティショットで320ヤード先のフェアウェイを捉えた。ところが、2打目は空高く舞い上がると、グリーン手前のバンカーに突き刺さってしまった。

ボギーが先行した石川は、11番パー3でもティショットでグリーンを捉えられずに連続ボギー。そして、1オンを狙った332ヤードの13番パー4では、ティショットを左サイドの林に打ち込み辛うじてパーはセーブした。

アイアンショットの距離感、方向性と安定しなかった石川は次第にフラストレーションを溜める。そして、ミスショットの後には地面を蹴ったり、クラブを振り回したりと自らに対する怒りを露にした。

ラウンド後は練習場に直行し、長時間にわたって練習を繰り返した。その後、記者を練習場に集め「わざわざ来ていただいてスミマセンでした」と一言謝罪をしてから会見を行った。

「先週と同じ取り組みにします」。前日、右脇の下にグローブを挟み、右脇が開かないようにという練習を取り入れたが、それを意識しすぎることで、インパクト時に体が伸び上がってしまったようだ。

「朝からドライバーショットが吹き上がってしまったり、アイアンの方向性や距離感もバラバラになってしまったので、もう一度基礎を固めます」と、新練習法は時期尚早だったことを認めた。

「トップとは1日3打ずつ差を縮めます。厳しいかもしれないけど、そのつもりで」。先週優勝を果たしたスイングに戻すことができれば、明日からの3日間で優勝争いに加わってくることも不可能ではなさそうだ。

2010年 ダンロップフェニックストーナメント