2010年 全米プロゴルフ選手権

遼「悪い流れになってしまった!」4オーバー暫定130位タイ

2010/08/13 11:28
15番でラフから0番アイアンを使ったが、結果はトップして130ヤード先のラフへ

今季の海外男子メジャー最終戦「全米プロ」に出場している石川遼が、大会初日に4オーバーを記録。この日は日没サスペンデッドになったため、暫定130位タイとなっている。トップから2組目の7時10分にスタートを予定していた石川は、いつもと変わらず2時間前にコースに到着した。

宿泊先のホテルから出発するときも既に濃い霧が発生していたが、コースに着くと案の定視界が悪く、スタートを遅らせるという連絡を受けた。内容は「霧が晴れてから30分後に開始」というものだった。2組目の石川はスタート時間が決まってから40分しか準備時間がないため、クラブハウスでのんびりすることもできず、ドライビングレンジで大量に打ち込んだ後は、ひたすらパッティンググリーンで練習を続けた。

そして予定よりも3時間10分遅れて、10時20分に10番からスタート。12番パー3でボギーを先行すると、続く13番も連続してボギー。さらに518ヤードと距離の長いパー4では、左サイドのラフから0番アイアンを使用したが、ミスショットになり、ここでもボギー。さらに18番でもティショットを左に曲げると、バンカーからの2打目がアゴにあたり30ヤードしか飛ばず、4オン2パットのダブルボギーとなった。

「あの18番で気持ちが吹っ切れました」と気持ちを入れ替えて臨んだ後半は、5番パー5で今大会初めてのバーディを奪うと、6番もバーディ。続く7番パー3で再びボギーを叩き4オーバーとなるが、前半よりは1つスコアを伸ばしてホールアウトした。

距離の長いホールを攻略すべく、0番アイアンを多投した石川。「正直、気持ちの面であせりというか余裕はなかったです。でも後半はショットもパットも良い感じでラウンドできたので、明日は今日の後半のゴルフができるように、これから調整します」と、メンタル面での課題も挙げた。2日目の第2ラウンドでは、この日のオーバー分を取り戻さなければ予選通過ができないかもしれない。

2010年 全米プロゴルフ選手権