遼、今週は0番アイアンを多用し小樽CCを攻める!
2010/07/28 17:48
国内男子ツアー「サン・クロレラ クラシック」に出場する石川遼が、大会前日のプロアマ戦に出場。ラウンド中、2番、8番のティショットで、全英オープンでも使用した0(ゼロ)番アイアンでティショットを行った。
さらに13番パー5でも2打目に0番アイアンを使用。「13番は残りが245ヤードで、この距離は3番ウッドと2番アイアンのちょうど中間の距離になるので、0番で打ちました」。今週の会場となる小樽CCは全長7,471ヤードと、国内のツアーでは屈指の長さを誇るコースで、石川は試合でも0番アイアンを多用するつもりだ。
その際に、通常使用しているクラブから何を抜くかは、当日の朝に風など天候を見て決めるという。石川はキーとなるホールがいくつかあるが、2番には特に注意を図る。「左右に池があって、左は260ヤードで入ってしまうし、ラフも深いので、フェアウェイ左サイドにティショットを運べれば最高ですね。このコースは海外メジャー級の距離なので、何ホールかセカンドでミドルアイアン以上のクラブが必要になります。来週から2試合米国で戦う自分には良い練習にもなります」と、難コース攻略に意欲的だ。
それもそのはず、石川は昨年この大会で4日間首位をキープし続けて優勝を果たしている。そして今週は、自身初の大会連覇を狙っている。先週から試合で取り入れている、パッティング時のクロスハンドグリップについて「右手に力が入ってしまうことを防ぐために行っているので、クロスハンド時のように右手に力が入らないようになれば順手に戻すと思います」と、臨機応変に握り方を変える考えも持つ。
使用クラブ、そしてグリップも日替わりで変更することも検討する石川が、その日の調子やコースの状況でどのような判断を下し、4日間戦うのかを見届けよう。