2010年 全英オープン

遼、最終調整は10ホールでも好感触!

2010/07/15 08:39
大会前日はあいにくの厳しい風雨。それでも本番に向けては良い調整となっただろう。

ゴルフ発祥の地、セントアンドリュースでの「全英オープン」に挑む石川遼。前週のスコティッシュオープンを終え、月曜日と火曜日に18ホールをラウンド。大会前日の水曜日は、強い雨と風に見舞われ、1番からスタートして5番を終えた時点で隣の14番へ移動し、18番へと戻る10ホールをプレーした。

「プレーしていてすごく楽しかったです」と、石川はこの難コンディションを楽しむ余裕を見せる。それというのも、ショットの状態は先週から引き続き好調で、パッティングも例年に比べて重いと言われているグリーンでも好感触を掴んでいる。「すごく楽しみですね」と開幕へ向け期待を膨らませた。

スコットランド特有の雨風は、先週にも経験している。石川は、「一番は自分の飛距離を知るということ」と、その対策を話す。たとえば、514ヤードの5番パー5で、昨日は2打目がエッジまで180ヤードだったのに対し、今日は250ヤード。ドライバーで越すと思ったバンカーに捕まったり、突き抜けないと思ったブッシュに捕まることを一番の警戒ポイントに挙げた。

この日は10ホールでラウンドは終わってしまったが、それも石川にとっては良いのかもしれない。「今は今日のラウンドで精一杯でそんなにプレッシャーは感じていないけど、明日は素晴らしい組でのスタートで、物凄い緊迫した雰囲気でのスタートになると思う。予想外、想定外の事が起きないようにしっかりとシュミレーションして、明日に向けてモチベーションを上げて行こうと思います」。この日は12時過ぎに練習ラウンドを終えた石川。明日の9時20分スタートまでのたっぷりの時間を使って、精神面・体力面で最後の準備を整える。

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