2010年 〜全英への道〜ミズノオープンよみうりクラシック

遼は伸ばせず52位タイ。先輩薗田の初優勝を祝福!

2010/06/27 17:11
杉並学院の先輩と後輩がそれぞれ活躍したが、石川本人はスコアを伸ばせず最終日を終えた

ディフェンディングチャンピオンとして挑んだ今年の「~全英への道~ミズノオープンよみうりクラシック」。最終日の石川遼は、首位と7打差をつけられて10番ティからスタートした。

昨日の第3ラウンドが悪天候で中止になり、競技は54ホールへと短縮された。それでも、「全米オープン」から帰国してすぐに出場している石川の体から疲労は完全には抜け切らない。この日の前半もドライバーが左に行くことが多く、「足が止まっていたり、体が止まっているショットが何度かあった。初日の体のキレはすごく良かったけど、それを54ホール続けられなかった」と悔しそうに振り返った。

前半を3ボギーで折り返すと、後半は3バーディ2ボギーと一つスコアを伸ばしたが、通算イーブンパーの52位タイと、前日よりも順位を下げてホールアウト。「体力と一言でまとめるのは違うと思うけど、気持ちの弱さとかがあったと思う。ただ、予選を通過して、課題としていた体力はつけられました」と、懸命に前を見つめた。

この日は石川の高校の先輩、薗田峻輔がプロ転向後5試合目にして初優勝。薗田のホールアウトを待っていた石川はクラブハウス前で抱き合って喜びを分かち合った。また、ローアマチュアを獲得したのも、同じく杉並学院の後輩、浅地洋佑。「洋佑とか、薗田先輩に挟まれてやりたいと思うのですが、(そのチャンスを)逃しちゃうんですよね…」と残念そうな石川。それでも、「子供の頃、『自分たちが将来盛り上げるんだ』と話していた」という石川の夢は、着実に現実のものとなり始めている。

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