2010年 ザ・ロイヤルトロフィ

準備万端の遼、孔明に助言

2010/01/07 19:20
プロアマ中、笑顔を見せる石川遼。暑さにも負けず、手応えはかなりありそうだ

明日から開幕する「ザ・ロイヤルトロフィ」を前に、この日はプロアマ戦に臨んだ石川遼。昨年から2年連続出場となる石川だが、同じコースでも、今年は昨年と少し雰囲気が違うという。

一つは、昨年の倍近く伸びているという深いラフ。「同じティフトンでも、雨が降って、水と栄養を沢山貰った感じがする」という粘っこい芝は、ティショットの更なる精度を要求する。そして、フェアウェイも連日の雨で軟らかくなり、ランがほとんど出ない状況だ。

しかし、石川にとってそれはむしろ好都合。ドッグレッグの多いこのコースで、奥のラフまで突き抜ける心配が少ないので、「僕にとっては楽ですね」と歓迎する。

さらに、今年は準備も万全だ。昨年の最終戦で掴んだ「体重移動をフルに使って、上半身の力を入れずに下半身だけで、体をねじるためにも下半身を動かす感じ」というコツを、シーズン終了後も練習し続け、年末年始もクラブを握らない日はほとんどないという状況の中で磨いてきた。「調子はかなり良いですね」と、今年初戦を前に自信を覗かせた。

プレジデンツカップで団体戦の経験も深め、このフォーマットが初めてという小田孔明に、「申し訳ないと思わない方がいいですよ」と、アドバイスを送るほど。「ゴルフはミスと隣り合わせで、ミスと付き合っていかないといけないスポーツ。2人で励ましあうのはもちろん、同じチームの選手が2人居るんじゃなく、2人で1人という形で戦っていきたい」と、まずは今大会での初勝利を目指し、明日の初日に挑む。

2010年 ザ・ロイヤルトロフィ