有村智恵は区切りの最終戦を悔い無く戦う

国内女子ツアーは今週の「伊藤園レディスゴルフトーナメント」を含め残り3試合となるが、有村智恵にとっては今大会が今季の最終戦となる。米ツアー挑戦のためのファイナルクオリファイに出場するため、今月20日には渡米する予定を立てている。

先週の米ツアー共催競技「ミズノクラシック」で優勝すれば米ツアー出場権を獲得できるとあり、気合いが空回りしてしまった。ショットの調子を取り戻すことができず3日間を終えてしまったが「短期間でだいぶ良い方向に持って来られたので今週は楽しみです」と話す。

有村の生命線ともいえるアイアンショットについて「イメージはフェードにこだわらず、今週はグリーンが止まりやすいので、しっかりと振っていけるイメージにして、迷わずに打つことをテーマにやっていきたい」と、戦略を立てる。

そして、年内の国内最終戦を迎えるにあたって「最後なので悔いが残らないようにしたい。良い調整はできています。（優勝）できたら励みにはなるけど、前回の優勝から遠ざかっているし、このままでは心残りになるので、良い形で今年を締めくくりたい。そういう意味では一番上（優勝）を目指してやりたい」と意気込む。

今季3勝を果たしている有村が、シーズンの締めくくりとして有終の美を飾ることができるか。アイアンショットの精度が鍵を握る。（千葉県長生郡／本橋英治）