リードを守れず、有村は3位タイ
2012/09/02 14:59
「ゴルフ5レディス」最終日、1打差の単独首位からスタートした有村智恵は、大ギャラリーに背中を押されるように、1番で2.5mを沈めて幸先良くバーディ発進とした。ショットは安定し、その後もピンに絡め続けるが、肝心のパットがこの日もカップに嫌われ続ける。
2番から9番まではすべて2パット。10番(パー5)、12番(パー3)と後半に2つのバーディを奪ったが、混戦の上位争いの中で3バーディでは逃げきれない。結局、6つスコアを伸ばしたアン・ソンジュに逆転を許し、首位に2打差の3位タイで3日間の戦いを終えた。
「まずは出だしの5ホールくらいまでパットが入らなくて、その後どんどんチャンスにつかなくなってしまった」と序盤に流れをつかめなかったと肩を落とす。「今日の内容ではダメだろうなと思っていたけど、でもちょっと悔しいですね」と天を仰いだ。
賞金ランキングでは韓国勢が上位を引っ張っている。今年、米ツアーのQスクール受験を表明した有村だが「可能性がある以上は上を目指そうという気持ちはあります。悔しくないかというとそんなことは無いけど、なかなか追いつけないという現状がある」と、現時点での力の差を認めざるをえなかった。(岐阜県瑞浪市/今岡涼太)